2020/06/02

授業紹介(その3)-大学経営政策各論

大学経営政策各論は、複数の非常勤講師の方と共同で行う授業です。私はコーディネータ役が中心ですが、数回の授業を担当しています。「各論」だけあって、毎年まとまったテーマを立てて、講師の皆さんの専門の立場からテーマについて論じていただいています。

 専任教員だけでは不足しがちな広がりのあるテーマを取り上げ、さまざまな専門的視野に触れてもらうことが授業の目的です。

 私が担当した授業としてはこれまで、(1)比較大学論の理論に関する講義、(2)海外の大学経営に関するケーススタディ、(3)アメリカの地域貢献、(4)アメリカの学生支援、(5)大学の国際化・グローバル化を取り上げてきました。

 (1)比較大学論の理論では、M・トロウ、B・クラーク、J・B・デイビット、P・アルトバックを取り上げました。また、(2)ケーススタディでは、ガバナンス、学問の自由、財務と経営、大学評価に関わるケースを取り上げました。学生たちは事前に具体的事例に関するケース教材を読み、分析を行った上で、授業で相互の考えを議論しました。ケーススタディは準備がたいへんでしたが、また折を見てチャレンジしてみたいと思っています。

 (3)から(5)では、講師の皆さんの講義内容をつなぐような、導入あるいは補足的講義を行いました。私自身がいろんなことを学ばせてもらっている科目です。

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