2023年11月11・12日に金沢・北陸大学で、大学教育学会の課題研究集会が開催されました。
私が研究代表を務める学会課題研究「大学教育・経営人材の育成とプログラム開発に関する研究」は今年度で3年間の最終年度を迎えました。課題研究集会で過去2回、報告の機会を設けていただき、今回は課題研究としての最後の報告の機会でした。
これまでの2回はオンラインでの開催だったため、対面での報告は最後にして初めてであり、参加者の皆様から直接いろいろなコメントをいただくことができました。まだまだ、考えたいこと、取り組むべきことは山積していることを痛感しました。しかし、共同研究者の皆様、コメンテーターをお願いした寺崎昌男先生、担当理事をお願いした鳥居朋子先生の多大なるご協力のおかげで、課題研究としての役割を一定程度果たすことができたのではないかと考えています。
今後は今回の報告内容を大学教育学会誌にまとめつつ、プロジェクト立ち上げから4年間の成果を振り返り、これからの課題を探る作業を行いたいと思います。
大学教育学会2023年度 課題研究集会シンポジウムⅡ「大学教育・経営人材の育成とプログラム開発に関する研究」プログラム
司会:蝶慎一(香川大学)
1. 福留 東土(東京大学)「シンポジウムⅡの趣旨説明」
2. 戸村理(東北大学)「大学教育・経営人材の育成プログラムの設計理念と実践」
3. 井芹俊太郎(神田外語大学)「大学教育・経営人材育成プログラムを考えるための新たな大学院修了生調査の検討」
4. 松村彩子(名古屋大学)「大学教育・経営人材のアイデンティティ形成とキャリア」
5. 福留東土(東京大学)「高等教育分野の研究・教育組織としての大学院:アメリカから得られる示唆と日本の課題」
6.鳥居朋子(立命館大学)「指定討論:プログラム開発における評価フェーズへのまなざし」