2022/05/25

コース説明会動画を公開しました

大学経営・政策コースの受験(修士、博士)を検討されている方向けの説明会動画を教育学研究科のウェブサイト上で公開しました。コースにご関心のある方はぜひご覧下さい。

教育学研究科説明会のページ

コースの教育、科目履修、論文執筆、大学院生生活などについて、コースの教員、修了生、在学生が詳細な説明を行っています。コースの同窓会である「大学経営・政策フォーラム」に関する説明もあります。昨年度の動画も参考として掲載していますので、合わせてご覧下さい。

コース一同、ともに学ぶ意欲を持った方々の受験をお待ちしています。

2022/05/08

『大学経営政策研究』最新号の全文を掲載しました

2022年度末、『大学経営政策研究』の第12号を刊行しました。

この度、大学経営・政策コースのHPで全文を公開しました。以下からご覧いただけます。

また、今年、J-STAGEでも同誌の全文公開を始めました。11号までの内容がご覧いただけますので、活用して下さい。

J-STAGEでの公開により、本誌掲載の論考がますます広く読まれることを期待しています。

以下、第12号の編集後記を記載します。

次号となる第13号の原稿を募集します。投稿申込は2022年9月、原稿締切は同11月末です。本誌は所属や身分にかかわらず、どなたでも投稿することが可能です。大学経営・政策に関わる優れた論文を広く周知することが本誌の使命です。今年も、コース内外を問わず、多くの投稿をお待ちしています。


『大学経営政策研究』第12号

J-STAGE『大学経営政策研究』トップページ


編集後記(『大学経営政策研究』第12号)

 『大学経営政策研究』第12号をお届けします。今号では、本誌でこれまで最多となる26本の投稿がありました。昨年はそれまでの増加傾向から一転して減少し、9本でしたが、その3倍近い投稿がなされたことになります。昨年は明らかにコロナ禍の影響がみられましたが、同じコロナ禍でも、2年目を迎えた2021年度には研究活動が回復すると同時に、昨年伏在していたエネルギーが表出化したように感じています。

 外部審査者を含めた厳正な査読の結果、「修正の上、論文として掲載可」と判定された論文が9本、「論文として掲載不可だが、研究ノート・資料として掲載可」が13本、「掲載不可」が4本という一次審査結果となりました。掲載候補となった22本について、査読結果を参考にした修正を経た後、編集委員会で再査読を行いました。最終的に論文として9本、研究ノートとして7本、資料として2本の計18本を掲載することができました。掲載数としても過去最多となり、多くの優れた研究を公表できることを嬉しく思っています。

 今回も論文審査に当たっては数多くの外部査読者の方々にご協力をいただきました。年末年始に掛けてのご多用の時期にもかかわらず、貴重な時間を割いて厳密かつ詳細な査読を行っていただきました。外部査読者の皆様のご協力とご支援なくして、本誌は存在し得ません。改めて厚く御礼を申し上げます。

 査読者の皆様の御厚意に応えるには、多くの研究者が関心を寄せる媒体へと本誌を育てることが重要だと思っています。その意味から言えば、今回の投稿論文の特徴として、コース外部の研究者による投稿数が大幅に増えたことは非常に嬉しいことでした。本誌では、言うまでもなく、投稿者の身分やコースとの関係を問いませんが、発行母体である大学経営・政策コース関係者の投稿が多くなるのは自然なことでもあります。しかし、コースに根差しつつも開かれた学術誌となることにより、学術媒体としての本誌の意義がより高まるものと考えています。次号以降もコース内外を問わず、また身分や研究歴を問わず、多くの力作が寄せられることを願っています。

 本誌には毎年、コースで書かれた修士学位論文の要旨を掲載しています。修士論文の数についても、昨年度の8本から今年度はほぼ倍増し、15本でした。コロナ禍で院生生活を送りながらも多くの学生がそれを乗り越え、学位論文を完成させたことに敬意を表します。来年度も多くの投稿論文と修士・博士論文が書かれることを今から期待しています。

 次号への投稿を予定されている方々へのお願いです。本誌へ投稿する際には規程をよく読んで、書式や原稿分量を守って投稿して下さい。論文を書き慣れていない場合は、研究者の指導を受けてから投稿することをお勧めします。そのプロセスでぜひご自身の研究について他者との対話を行い、研究関心を表現する手法を身に付けていただきたいと思います。

『大学経営政策研究』編集委員長

福留 東土


2022/05/04

広島大学高等教育研究開発センターの50周年記念行事が開催されました

 5月1日、広島大学高等教育研究開発センターが創設50周年を迎え、5月2日に記念行事がオンラインで開催されました。

私は学生、ポスドク、教員として合計13年をセンターで過ごしました。自分を育ててくれた、そして今でも特別な存在の場所ですので、感慨もひとしおでした。当日の準備に当たられたRIHEの教員・スタッフの皆様に感謝を申し上げます。

50年の歩みを振り返ると、改めてRIHEとは、あらゆる高等教育研究者のための文字通りの「センター」として存在してきたことを認識しました。高等教育研究が今後、広く大学関係者、さらには学生のためのものになっていけるかどうか、我々の世代に託されている課題なのかもしれません。

センターから依頼され、お祝いメッセージを送りました。センターには在職中はもちろん、現在の職場に移ってからも様々な形でお世話になってきましたが、今後、さらにセンターと協働していける可能性が広がってくるのではないかと考えています。下記のメッセージでは、センターでの思い出とともに、そのことに触れてみました。

RIHEでは年度を通じて、これからも記念関連行事を随時開催されるとのことですので、関心のある方はぜひご参加下さい。私も楽しみに参加したいと思います。


お祝いコメント:「RIHEの大学院の思い出。そして、今願っていること」