2021/06/14

大学教育学会で2件の研究発表をしました

6月5・6日の2日間にわたって、大学教育学会の第43回年次大会が開催されました。昨年度に続き、オンラインで開催されました。今年は、昨年は実施が見送られた自由研究発表部会と情報交換会も開催され、私はすべての行事に参加しました。いずれも充実した内容で、スムーズに、かつ楽しく参加できました。

大会のオンライン開催に向けて尽力された関西大学関係者の皆さま、および担当理事、学会事務局の皆様に厚く御礼を申し上げます。

私はラウンドテーブルを企画し、また自由研究発表を行いました。両方の発表要旨をresearchmapに掲載したので、関心のある方はご覧下さい。ラウンドテーブルのテーマは今年度の学会課題研究に採択されたので、共同研究を進め、秋の課題研究集会で研究成果を発表します。


ラウンドテーブル

福留東土・井芹俊太郎・河本達毅・中世古貴彦・幾田英夫・出光直樹「大学教育・経営人材と大学院教育」


自由研究発表

福留東土「アメリカの学士課程におけるアカデミック・アドバイジングと専攻選択支援」

2021/06/07

広島大学高等教育研究開発センターの国際共同研究に採択されました

広島大学高等教育研究開発センターが実施している 「大学における教育研究の生産性向上に関する国際共同研究」に応募していた研究プロジェクトが採択されました。「コロナ禍を通してみるアメリカの大学―新常態の新たな大学モデルの追究―」という研究課題です。

コロナ禍により、アメリカの大学に大きなダメージが出始めた2020年6月に、アメリカ高等教育に関心を持つ4名の研究者に声を掛け、共同研究を始めました。これまでにも論文執筆や学会発表を行ってきましたが、ようやく資金が付いたので、これを契機により一層研究を進めていきたいと思います。

また、高等教育研究開発センターの研究公募には若手研究者を支援する枠もあり、私が博士課程で指導する国分峰樹さんと黒沼敦子さんの研究プロジェクトが採択されました。

国分峰樹「研究大学モデルの革新に関する研究」

黒沼敦子「米国大学における市民学習に関する研究:サービス・ラーニング専門職へのインタビュー調査から」


「大学における教育研究の生産性向上に関する国際共同研究・令和3年度採択者一覧」


お互いに刺激し合いながら意義ある研究を進めていきたいと思います。

2021/06/04

日本高等教育学会で研究発表をしました

 5月30日(日)、日本高等教育学会の年次大会が開かれました。私は、自由研究発表で、「COVID-19によるアメリカの大学への影響―大学の価値・経済・国際化・キャンパスライフー」という共同研究発表をしました。また、学会課題研究「大学と国民国家:歴史・国際比較を通じた考察」で、「大学・国民国家・公共性―歴史と国際比較からみえるもの―」という発表をしました。以下に発表要旨を掲載します。


福留東土・長沢誠・川村真理・佐々木直子・蝶慎一「COVID-19によるアメリカの大学への影響―大学の価値・経済・国際化・キャンパスライフー」


今回の学会大会は初めてのオンライン開催で、通常2日間開催のところ、1日開催となりました。参加者間で密な対話ができないのがやはり残念で、特に夕方の課題研究が終わった後は、懇親会もなく、そのまま大会終了となり、Zoomを切った後、一人部屋に取り残されたような気持ちになりました。
しかし、大会運営はきわめてスムーズで、戸惑うことなく各部会の議論に参加することができました。コロナ禍で大会実現に漕ぎつけて下さった大会実行委員会の皆様のご尽力に感謝を申し上げたいと思います。