2024/06/12

大学教育学会のラウンドテーブルで指定討論を務めました

 6月8・9日、関西国際大学の神戸キャンパスで大学教育学会の第46回大会が開催されました。

「大学入学までの探究活動の体験と大学教育との接続を考える -新学習指導要領で学んだ2025年度新入生を迎えるにあたって-」 と題するラウンドテーブルで、指定討論を行いました。

当ラウンドテーブルでは、探究型教育について3つの実践報告が行われました。それぞれ、九州大学、大阪大学、岡山大学の実践や学生調査に関する報告です。それらを受けて、私は論点整理と各報告者へのコメント・質問を行いました。

30名収容の教室に60名のオーディエンスが集まりました。このテーマに対する関心の高さを改めて認識し、今回の企画の意義を強く感じました。

企画者、および発表者の発表タイトルは以下の通りです。

企画者:田尾周一郎(岡山大学)、田中岳(岡山大学)、野瀬健(九州大学)、井ノ上憲司(大阪大学)、吉川幸(岡山大学)、福留東土(東京大学)、和賀崇(岡山大学) 

<発表者とタイトル>

野瀬健(九州大学)「大学1年生のための探究系科目における10年間の取り組み」

井ノ上憲司(大阪大学)「高校の探究が大学教育に与える効果の一考」

田尾周一郎(岡山大学)「岡山大学における課題探究科目「知の探研」の企図と設計」

福留東土(東京大学)「指定討論」


企画と発表を行われたRTメンバーの皆さん、お疲れさまでした。RTを聞きに来て下さった皆さん、ありがとうございました。






2024/05/31

日本高等教育学会の大会で研究発表を行いました

 2024年5月25・26日に日本高等教育学会の第27回大会が鎌倉女子大学で開催されました。私は、共同研究を行っている東北工業大学の中島夏子先生と一緒に研究発表を行いました。

「米国の学士課程教育における一般教育の意義と方策ースタンフォード大学の初年次新要件に注目してー」と題する発表です。

スタンフォードでは長年、特に学士課程の初年次において、共通コアに当たる科目をどのように編成し、どの程度学生に履修されるかを巡って議論が行われてきました。そのためのカリキュラム改革がこれまでに何度も行われてきました。今回の発表では、2022年度に新しく開始されたCOLLEGE(Civic, Liberal, and Global Education)と呼ばれる初年次要件を取り上げて検討を行いました。

関心ある方は以下の画像から発表資料をご覧いただけます。